体外受精 ショート法やロング法などのメリットや採卵数・副作用は?
夫婦で、体外受精の説明会に行き、どんな治療法があるのかと、私に合った治療方針を聞きました。
主治医ではなく、看護師さんから説明を受けました。
前回の記事はコチラ↓
IVFの治療の方法
【卵巣刺激】
通常、自然周期で1周期に卵巣にできる卵子は1つです。
体外受精での、卵子の採取率・受精率・受精卵が正常に発育する確率は70%程度だそうです。
妊娠する可能性を高くするためには多くの卵子を採取する必要があります。
そのため、正常に排卵している人でも排卵誘発剤を使って卵巣の刺激を行います。
そして、採卵前に排卵しないように採卵のタイミングをコントロールするために、GnRHアゴニスト or GnRHアンタゴニスト などの薬剤を使用します。
❶GnRHアゴニスト ロング法
体外受精を行う前周期の排卵後から点鼻薬を開始。
生理が始まったら3〜5日目から毎日、排卵誘発剤を投与します。(約10〜14日間)
そして、数日ごとに卵胞の状態を確認して投与量を加減します。
*メリット*
卵胞の発育が均一で良好な卵子ができる可能性が高い。
*デメリット*
排卵誘発剤の投与回数が他の方法より多くなり、卵巣過剰刺激症候群のリスクが高くなる。
また、卵巣機能が低下している場合は卵巣が反応しにくくなる。
❷GnRHアゴニスト ショート法
生理が始まった日から、点鼻薬を開始。
生理3〜5日目より毎日、排卵誘発剤を投与します。(約7〜10日間)
そして、数日ごとに卵胞チェックをし投与量を加減。
*メリット*
ロング法よりも排卵誘発剤の投与量が比較的少量で済む。
*デメリット*
卵胞の発育に、ばらつきがでやすい。
❸GnRH アンタゴニスト法
生理3〜5日目から連日、排卵誘発剤を投与。
卵胞が14mmになると GnRHアンタゴニストの注射を併用します。
・アゴニスト法であまり卵子が得られない
・卵巣の予備能が低い
・卵巣過剰刺激症候群のリスクが高い
以上の場合などに行うそうです。
*メリット*
アゴニスト法にくらべて、排卵誘発剤の投与は少量で、得られる卵胞は多くなる。
*デメリット*
アンタゴ二ストの併用により、全体で高額となる。また、採卵前に排卵してしまうことが稀にある。
❹低刺激法
内服の排卵誘発剤を生理5日目から5日間内服。
その後必要に応じて注射の排卵誘発剤を数回投与します。
卵巣の予備能が少なく、アゴニスト法やアンタゴニスト法で卵胞が育ちにくい場合などに行うそうです。
*メリット*
経済的・肉体的な負担が軽減され、卵巣過剰刺激症候群の発生率が少ない。
*デメリット*
刺激が弱いため、採卵数が少なく、排卵日前に排卵してしまう可能性がある。
私にすすめられた治療法と副作用
私は、説明会以前にこの治療法の説明書を渡されました。
自分では、アンタゴニスト法だろうなーと思っていました。
それは、AMHも低いし、チョコレート嚢胞の手術もしたので卵巣が弱っていると思ってたからです。
AMHについてはコチラから↓
チョコレート嚢胞についてはコチラをどうぞ↓
そんななか、看護師さんから言われたのは、
アゴニスト ショート法 でした。
主治医は、私にはとりあえずこれで行ってみようと言っていたそうです。
ロング法ではないから少しホッとしました。
排卵誘発剤を使うと自力で排卵しなくなったり、卵巣過剰刺激症候群になったらどうしようと思っていたからです。
もともと、AMHがとっても低いからこれ以上低くなったら…とも思ってました。
副作用については、やはり個人差があるようです。
気分が悪くなったり、むくんだり、頭痛など…1番気をつけないといけないのが、卵巣過剰刺激症候群です。
腹水がたまり、お腹のハリや腹痛がでて、進行すると呼吸障害や血栓症が生じることもあるそうです。
私は、IVFを決意したとき、これにビビってました。
最後に
卵巣刺激を行っても、卵胞が発育しない場合は途中で治療を中止することがあると言われました。
それだけは、避けたい。
お金かかるし…。泣
それにしても、本当に薬漬けですね。。泣
病院によって色々と違うと思いますが、次回は、実際の採卵までの流れや入院までを書きたいと思います。