体外受精の妊娠率と年齢/また先天異常とリスクは?
体外受精の説明会を受けた私と旦那さん。
今回は、体外受精のリスク・先天異常や妊娠率について書きたいと思います。
今までの体外受精の説明会の詳しい内容についてはコチラからどうぞ↓
体外受精のリスクと先天異常
どんな治療でも少しのリスクはあると思います。
病院では、確率が低くても必ず説明しないといけないですもんね。
病院によって違うかもしれませんが、体外受精をするにあたってのリスクを説明されました。
❶腹腔内出血
採卵によって卵巣からの出血や血管が傷ついて出血することがある。通常は自然に止血。
まれに止血のために輸血や手術をすることも。
❷周囲臓器の損傷
卵巣の位置によっては、子宮や膀胱を穿刺しなければ採卵できないことがあり、一時的な痛みや出血、血尿が。安静や止血処置を要することがある。
腸管を穿刺した場合は、腹膜炎をきたし、抗菌剤治療や開腹術を要することも。
❸感染症
採卵前後に抗菌剤投与するが、採卵後に子宮付属器炎や卵巣膿瘍、腹膜炎などの感染症をきたすことがある。
❹卵巣過剰刺激症候群
排卵誘発剤を多量に使うため、採卵後に卵巣が腫れ、お腹の中に腹水がたまることがある。
軽症だと下腹部が重たい程度だが、重症だと左右の卵巣が直径12cm以上に腫れ腹水や胸水が貯まり、入院し点滴や腹水除去などの治療が必要となる場合が。
年齢の若い方、卵巣機能が良好な方は起こりやすく、また、その採卵周期で妊娠すると重症化・長期化しやすくなる。
❺麻酔薬によるアレルギー反応・呼吸抑制
採卵時は静脈麻酔または局所麻酔。麻酔の薬剤によるアレルギー反応や呼吸抑制をきたし、抗アレルギーの投与や、呼吸補助・蘇生のための気管内挿管が必要になることがある。
❻多胎
原則として1個のみの胚移植だが、一卵性双胎となることが。2個の場合は多胎のリスクは上昇。
❼子宮外妊娠
子宮内に移植を行っても、異所性妊娠となる場合がある。(約2%) 手術や薬物療法が必要となる。
私は、大きい手術を2度ほどしているのでその際にいつもリスクを説明されるので、上に書かれているようなことは大して気にしてません。
でも、❹の卵巣過剰刺激症候群には、ちょっとビビってました。
AMHは低いけど、排卵は毎月してるし…。これになったら自力で排卵しなくなるとか聞いたことがあったので..。
私のびっくりなAMHについてはコチラから↓
そして、気になる先天異常ですが、
体外受精・胚移植治療によって生まれた児に先天異常が多いとする報告はほとんどありません!
生後12ヶ月までの追跡調査では、身体発育、精神・運動機能の発達状況は正常範囲内にあると報告されています。
しかし、未だデータは十分とは言えません。
だそうです!!
IVFの妊娠率
不妊の原因がない夫婦で結婚後6ヶ月経った時の妊娠率は、約60%
一ヶ月あたりの妊娠率は、20%程度。
また自然妊娠では、約10%が流産。
日本産科婦人科学会による2014年分の全国調査では、新鮮胚を用いた体外受精治療で、97.7%の採卵、30.3%の胚移植が実施されたそうです。
約3%は卵子が育たなかったため治療が中止。
約30%では卵子を採取できなかった or 受精しなかったため胚移植が中止。
この新鮮胚移植が行われたうちの21%が妊娠成立。
しかし流産率が27%と高率。最終的に分娩までに至ったのは、移植あたり14.5%
以上の妊娠率はここ数年変化がないそうです。
体外受精・胚移植の成功率は、女性の年齢に最も影響を受けるそうです。
40歳を超えると妊娠率が非常に低下し流産率は上昇。
私の通院している病院では、2015年の新鮮胚移植が27回で妊娠が3例。
新鮮胚移植あたりの妊娠率は11.1%だったそうです。
こうやって数字でみると、本当に妊娠率って低いですよね。泣
年齢が関係しているのはすでに知っているので、卵子の質を上げることを頑張ろうと思いました。
こちら、よかったら参考にどうぞ↓
最後に
いろいろリスクなど書きましたけど、赤ちゃんが欲しくてたまらない私は、卵巣過剰刺激症候群以外は全く気にしませんでした。
ただ、IVFでも子宮外妊娠ってあるんだぁーって思いました。2%ですけど。
最後に妊活中におすすめの本をまたご紹介します♪
不妊治療中の人なら絶対共感します!本音や不満など、「そうそう!」となります。
身体的、金銭的、精神的つらさなど描かれていますが、前向きにかかれているところもあり励まされます!
何より、表紙が可愛いので好きです。
ぜひ、読んでみてください♪