AMHが低い でも妊娠できる?
AMH(アンチミューラリアンホルモン)が低いと妊娠しにくいと聞いたことがあります。
実際にそうでしょうか。
まずは、簡単にAMHについてお伝えします。
AMHとは
AMHとは、卵子があとどのくらい残っているか、卵巣の予備能を表す指標になります。
卵巣年齢と言われることもありますが、AMHが低く40代半ばの数値であろうと、
妊娠できないということではありません。
この数値は、卵子の質や妊娠のしやすさを表すものではないからです。
数値がほとんど0に近くても、自然に妊娠、出産している人はたくさんいます。
卵子の質が良ければ妊娠できます。
また、逆に数値が高すぎても不妊の原因となる「多嚢胞性卵巣症候群」の可能性があるので注意が必要です。
卵巣では卵子は作られていません。生まれる前に作られた卵子が保存されているだけです。
その数は年齢に関係なく個人差が大きいので、いざ子供が欲しいと思った時に卵子がないということがおきます。
そして、1回の生理で排卵されるまで育つのは、通常1個の卵子ですが、この1回の排卵に向けて育つ過程で1000個程度の卵子が身体の中で消失・吸収されていきます。
毎月、卵子は1000個程度減るということになります。
身体の中にある卵子の数は決まっていて、増えることはありません!
AMHの測定は、あとどのくらい卵が残っているかを判断するものになります。
実際に測定してみて
私は、この検査を良く知らなくて先生に言われるがまま検査を受けました。
卵巣年齢と言われるものが分かるといわれただけで、まだ30代だし大丈夫だろうと思っていました。
他のホルモン検査とは違って、月経周期のいつ測ってもいい血液検査です。
費用は自費で、6000円程度でした。
一週間後に結果を聞きに病院へ。
結果は…
なんと0.65…?!
え?なにかの間違い..??0.65…!?
結果を聞く前に携帯でいつものように検索魔になっていた私。
まさか1にもみたない数値を叩きつけられるとは思ってもみませんでした。
当時の私の年齢は、31歳。
この0.65が意味する、いわゆる卵巣年齢ってやつは、
40代半ば!!
いやもう衝撃的でした。45、46歳くらいってことでしょ?
先生からも、「実年齢にしては低いねー。」
「閉経が人より早いかもしれないから、急いだ方がいいねー。」
早く閉経しちゃったら、当然あかちゃんはできない。
私は、恐ろしくなりました。
前回、黄体ホルモンの数値もあまり良くなかった私。落ち込みます。
とりあえず、次回の第2回目の人工授精の予約を入れて帰りました。
黄体ホルモンの検査について↓
第1回目の人工授精の記事はコチラ↓
最後に
AMHは、妊娠率ではありません!!
0に近い数値の私が、体外受精で妊娠できました!!
1にも満たない数値を知ったときには、落ち込むと思いますが、落ち込んでられません!
残された少ない卵を有効に使うために、治療の方針を先生と決めて行くことが大事だと思います。
「私は何歳だから大丈夫」ではなくて
「私のAMHはいくつあるから大丈夫」というように自分のAMHをまず知って欲しいです。
AMHを知れば、不妊治療がいつまでできるかの目安にもなると思います。
私は、もっと早くにこの検査をしていたかったです。泣
なぜなら、私は当時、チョコレート嚢胞を患っていました。
チョコレート嚢胞についてはコチラ↓
チョコレート嚢胞のある卵巣は、数値が低いそうです。
そして、卵巣嚢腫(特にチョコレート嚢胞)の手術歴があると卵巣の反応性が低下する傾向が強いとされています。
後に手術をしたので、今、AMHを測定したらもっと低くなってそうで恐ろしくて出来ない…。
なので、チョコレート嚢胞が発覚する前にAMH検査しておけば良かったなぁと思ってしまいます。
そうすれば、もっと早くに本格的な不妊治療に取り組めたのになぁと。
でも、数値が高くても低くても、卵の質が大事です!
漢方の先生も言ってたんですけど、本当に卵の質が重要です!もちろん精子の質も。
卵の質を上げるべく、睡眠、運動、食事の内容にこだわりました!
次回は、それらを書こうと思います。